13年連続で黒字経営を達成中のWEBコンサルタントが語るブログin Hatena

2006年の起業から黒字経営を継続中のウェブサービス経営者でありコンサルタントもやってる藤岡 久仁章によるブログ

替えがきく社員・スタッフがいよいよやばくなってきた

より深く学びを得るための_謙虚さを手にする3つの方法のコピーのコピーのコピー__1_

 

フジオカです。

今日は「マジでやばいはずなのに、ビックリするほど危機感が持たれてないんだなぁ」という話をしてみます。

日々、いろんな情報を仕入れてる人であれば知ってることなのですが、この1~2年は特にITやAIの技術の進化で

”これまで人間が担ってきた仕事”

を機械だけで行えるケースが増えてきました。
私達がよく目にするところで言えば

・無人レジ

などが代表的なものでしょうか。
あとは、一時期ニュースでも話題になった”AI記者”という、AIがニュース記事を書いてみたり、まだ技術だけでなく法律の壁もある”AIによる自動運転”なんかも、

・記事を書く仕事
・運転をする仕事(タクシーやトラック運転手など)

の仕事が無くなると言われてます。

こういうことを書くと「いやいや、たしかにそういう技術は進化してるけど、人の仕事を奪うのってまだまだ先の話でしょ?」って言う人がいます。

確かにそうかも知れないですが、そうじゃない可能性も十分にありうる。そういうシミュレーションすらしないってどうなんだろうな?と勝手にチョット心配になることがあります。

例えば”無人レジ”。今は100%無人レジという店はほぼ無く、スーパーとかなら多くても有人と無人が半々といったところ。

「無人レジが面倒で使えない人多いから」
「人との会話をしたい人はいっぱいいるから」

こういう理由で、有人レジがまだまだ残るのでは?という意見もあるでしょうが、経営者側の観点で言わせていただくと、まだ有人レジが残ってるのは

・無人レジの導入コストがまだまだ高いから
・既存のスタッフをコストカットを理由に無理やり辞めさせる事が労働法上で難しいから

という2点。

1つ目の”無人レジの導入コストがまだ高い”については、これは間違いなく時間の問題で”レジスタッフを雇うより無人レジのコストのほうが圧倒的に安くなる”という時代が来ます。

これだけ日本中に普及していってるのだから、コストダウンはどんどんしていくでしょう。そして、導入コストがレジスタッフより安くなったときに経営者が選ぶのは

・365日文句も言わずに同じレベルで働いてくれる無人レジ
・人によってレベルが変化し、休んだり辞めたりのリスクが常につきまとう有人スタッフ

どっちでしょうか。となった時には考えるまでもなく前者を選ぶでしょう。

あとは2つ目の、既存スタッフが労働法に守られているという件だけど、これも今は既存の労働者は労働法に守られてますが、世界的に見ても日本の労働法って

”経営者に厳しく、社員に優しすぎ”

なのが、現状。私も経営者だから分かるんですが、日本の労働法を理解すればするほど「絶対に正社員なんか雇いたくない!」ってなります。本当にメリットよりデメリットが大きすぎるので。

今の時代は、正社員を雇わなくても会社が回せる時代。フリーランスや派遣契約などの限定期間の契約のほうがリスクが少ないですからね。

それを知ってる今の経営者はギリギリまで正社員を雇いたがらないのは今の社員に甘すぎる労働法があるから。結局、その労働法で既存の社員は守られるけど、新たな社員を雇えないのが今の日本。

これで今のグローバル社会に日本の会社が勝てるわけないので、高い確率で、会社が正社員を辞めさせやすくなる、大きな流れで言えば社員の入れ替えを行いやすくする方向に日本の法律も舵を切らざるを得ないはず。

じゃないと、日雇い派遣などの社会問題解決にも向かわないので。

この流れの結果として、既存のスタッフも『本当に優秀な人』以外は残れない仕組みに向かっていくはず。

そして、恐らく有人レジも多くが日本人から外国人に変わり、そして無人レジへと移行するのが高い確率で起きるシナリオ。

これが恐らく10年前後にはもう完全に入れ替わってるんじゃないかなーと感じてます。

「そんなにすぐに!?」

って思う人もいるだろうけど、スマホだって導入されてから10年でみんなが当たり前に使うようになってますから。これ、見てる人の中にもスマホを最初見た時は

「あんなの必要ない!」

って言ってた人もいるんじゃないですか?
それが10年足らずで、誰に強制されるでもなく普通に変わるんです。

もっと言えば、駅の改札。あれ、気づいたらみんな当たり前に無人改札使ってるけど、少し昔は人が改札口に立ってましたからね。

多くの人はそれさえも気づかず、自然と受け入れているんです。
それが受け入れる側なら便利だからありがたい。

だけど、あなたが”追い出されるがわ”に立ってるとしたらどうですか?

で、今回は”無人レジ”がイメージしやすいかと思ったからそれで説明しましたが、他にもいろんな機械が人の仕事を奪うケースがあります。

そして、想像を膨らませてほしいですが、今回の無人レジの導入で
働けなくなった人たちは消えるわけじゃありません。

他の仕事を見つけないといけない。こうなってくると他の”誰でもできる仕事”の競争率が高まります。

もっと言えば、今の日本の政治では外国人労働者を増やす方向だから、外国人労働者とも働き口がバッティングします。

こうやって、”替えがきく仕事をしてる人”はどんどん働き口がなくなり、マジでキツイ思いをする時代が目の前にやってきている。

そういう危機感はさすがに持ったほうがいいんじゃないの?
ということを考えたので記事にしてみました。

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