13年連続で黒字経営を達成中のWEBコンサルタントが語るブログin Hatena

2006年の起業から黒字経営を継続中のウェブサービス経営者でありコンサルタントもやってる藤岡 久仁章によるブログ

紅白歌合戦が消滅に向かう根っこの理由を語ってみる

見出し画像

 

フジオカです。

今日はちょっと趣向を変えてみて
少し前にニュースで見た

”紅白歌合戦が過去最低の視聴率を叩き出した”

というネタに関連して、

・年末の紅白歌合戦が今のままでは
 消滅するしか無い根本的な理由

これを語ってみようと思います。


●紅白歌合戦が消滅に向かうしか無い根本理由

まず、ニュースによると19年の
紅白歌合戦の視聴率は

・一部:34.7%、2部37,3%

という二部制になった89年以降で
最低の視聴率だったそうです。

(まあ、落ちてこの数字って十分
 おばけ番組ですが)

で、この過去最低の視聴率ってニュースだけを
切り取ると

「どうせ毎年下がり続けてるんでしょ?」

って思われそうだけど、実のところ
15年~17年は横ばい(若干右肩上がり)
で18年に至ってはめっちゃ視聴率を伸ばしています。

なので、ジリジリと下がっている
訳じゃなく、去年が唐突に激減したという感じ。

まあ、もちろん去年に限っての

・面白い企画が足りない
・話題のアーティストが少ない

みたいな批判もあるようだけど、
もっと根本的な理由で

「紅白歌合戦は消滅するしかないな」

と思っています。


その根本理由って何か?
というと

【今後上の世代にもレコメンド視聴が
 浸透する為、レコメンドされない音楽は
 聞かない時代に向かう
 一方で、NHKは”国民的”をテーマにする以上
 ごった煮の音楽を出すしか無い】


というNHKの特質上の問題で、
これから一気に上の世代からも拒絶され
始めると予想できるから。


まず、レコメンド視聴に
ついてだけど、これは

・Youtube
・AppleMusic
・Spotify

などを使ってる人なら
当たり前に知ってるだろうけど

「この音楽を聞いてる
 あなたにはこのアーティストがオススメ」

っていうのを解析して
おすすめしてくれる機能。

今、この機能を使いこなしてるのは
30代までの比較的若い世代のみ。

だけど、去年はYoutubeの世界で
激震が走りました。

・カジサック(キングコング梶原)
・中田敦彦

が切り開いた芸能人YouTuberが
昨年から一気に増え始めました。

それだけでなく現役プロスポーツ選手も
増えてきてます。

そして、極めつけが

・You Tubeに嵐が独自チャンネルを作る

という流れ。


これって結局何かというと

【これまでYou Tubeをそんなに見てなかった
 40代以上の世代がYou Tubeを見ることが
 習慣になり始める】


ということが19年から20年に
かけて起きます。

そして、いくらデジタル世界に
苦手意識を持つ40代以降の世代でも


「使って便利だと感じたものは
 使い続ける」


んですね。You Tubeのレコメンド動画機能。
(関連動画)

これはどの世代が使っても
便利でしか無いので。

そして、You Tubeのレコメンドで
動画を見ることに慣れた視聴者は必ず


・興味ない動画を見させられる時間が
 めちゃうざい


ってなります。

以前は、我慢できてたことが
便利さを知ってしまったら我慢できないのと
一緒の理屈です。

これは世代とか絶対に関係ない。


この流れで考えると、どの世代も

・好きな人、もしくはそれに近い人が
 出てくる番組だけを見る

・好きな曲やアーティスト。もしくは
 それに関連してオススメされた音楽だけを聞く

というのが当たり前の時代になります。


実際、AppleMusicやSpotifyを
使い慣れた人たちはそうなってるので。

今は、上の世代に対応した音楽が
少ないけど、これから対応していくに決まってる。

・・・ってなると紅白歌合戦でも
求められるのは

・自分の好きなジャンルに特化した
 紅白歌合戦

のニーズがバク上がりするわけですね。

・アニソン紅白歌合戦
・ハードロック紅白歌合戦

みたいな感じで。

そして、そういうジャンルを
区分けした紅白歌合戦を

・You Tubeチャンネル

を活用すれば今の技術で全然可能。

しかし、国民全体の声をバランス良く
取り入れないといけないNHKは

・アニソンだけ
・演歌だけ

なんて紅白は絶対にできない。

どう考えても衰退どころか
消滅に向かうしか無い。

というのが根本的な理由となります。


「私はそんなことない!家族全員で見られる
 紅白歌合戦はこれからも必要だ!!」


って声高に言う人もいるかも
しれませんが、こういう人たちは

スマホが流行りだしたときも

「携帯電話は電話とメールができればいいんだ!
他の機能なんて難しくて使えるわけ無いだろ!」


と言ってたにも関わらず
一度便利さを知ったらガラケーに
戻れなくなった人たちだったりします。

こういう人がいいとか
悪いという話じゃなくて

・時代が明らかに向かってる方向

を考えたら、時代の流れとして

”時代の役割を終えるもの”

は必ず出てきます。

そして、NHKの紅白歌合戦も
時代の流れを考えて間違いなく役割を
終えるものの1つに加わるでしょう。

・・・ってことで
私の考える考察を終わらせます。

学びや気付きなどありましたら、
SNSなどでシェアしてくれると嬉しいです。

もちろんこの記事の”いいね”や”フォロー”も大歓迎です♪
You Tubeに最近は力を入れてるので、良かったらそちらも
ご覧になってください。

⇒フジオカのYou Tubeチャンネルはコチラをクリック