13年連続で黒字経営を達成中のWEBコンサルタントが語るブログin Hatena

2006年の起業から黒字経営を継続中のウェブサービス経営者でありコンサルタントもやってる藤岡 久仁章によるブログ

”聞きたい”と”言いたい”にどう折り合いをつけるべき?

より深く学びを得るための_謙虚さを手にする3つの方法のコピーのコピー

 

フジオカです。

今日は何かしらのメッセージを
発信している人ならみんなぶつかるであろう

・聞きたいことと言いたいことのバランス

について語ってみます。


●これをビジネス用語に当てはめると・・・

ビジネスに関するテーマなので、
ちょっとカッコつけてみると

・聞きたいこと(マーケットイン)
・言いたいこと(プロダクトアウト)

ってなるのかな?と
思ってます。

マーケットインってのは

「市場(マーケット)が求めているものを
 取り入れて提供する」

っていう商品やサービスの打ち出し方。


相手が聞いてみたいことを
伝えるというスタンスのイメージに
合いますよね。


プロダクトアウトってのは

「自分(自社)が必要だと思うものを
 打ち出す」

という商品やサービスの売り出し方。


「オレが伝えたいのはこうだ!!」


というときには相手が
必要としてないことでも伝える
っていうちょっとワガママにも見えるスタンスですね。


●聞きたいことに振り切ると?

じゃあ、聞きたいこと(マーケットイン)を
伝えることに特化するとどうなるか?

人は知りたいことを教えてくれる人に
対して好感を持ちます。

そして、当然ながら反応を得やすい。

自分に興味を持ってもらう
キッカケとしては

・聞きたいことを伝える

というスタンスはとても効果的です。


ですが、聞きたいことを
伝えるだけの人って

「あなた以外にもたくさんいる」

という状態にもなります。

なので、聞きたいことを伝えるだけの人は
どんどんと【個性(オリジナリティ】を
失っていくんですね。

そして、その他の人々と同一化して
いって「他の人に聞いてもいいや」っていう
どーでもいい人に成り下がるリスク
があります。


これ、実際に日本の大手企業が
陥ってる状態。

かつて、日本ではソニーのウォークマン
などを筆頭に

「市場が求めてない(知らない)モノ」

を打ち出すことで圧倒的な
個性を打ち出しファンを獲得しました。

だけど、今は徹底した市場調査を
して

・お客さんが求めてるモノ

だけを提供するようになり、
ライバル企業も横並び。

圧倒的な個性なんて特に見当たらないので

「一番安いのでいいや」

と価格競争にさらされてしまうという
”どーでもいい存在”に陥ってます。

これが、聞きたいことを答える事に
振り切った人の末路とも言えます。


●言いたいことに振り切ると?

逆に言いたいこと(プロダクトアウト)
に振り切るとどうなるか。

まずメリットとしては
圧倒的な個性となりやすいこと。

相手が求めてない(気づいてない)
けど自分が「これは必要だよ」と
信じてることをしっかりと伝える。

こういう事を言ってくれる人は
あまりいないので、相手にメッセージが
伝わった時のパワーは半端ないです。


圧倒的なファンとなって、

「この人から情報を得たい!」

という一人に選ばれやすいのが魅力。


ただ、当然ながら”伝われば”の話。

相手が知らない、気づいてない、
興味がないことを伝えるというのは
知りたいことを伝える100倍難しい。

それ以前にそもそも

「そのメッセージを受けとろうと
 してくれない」

という状況なので、言いたいことを
言ってるだけの人は残念ながら存在を
知られる可能性が圧倒的に低くなります。

(ネット上にはそんな人いっぱいいますよねw)


なので、多くの人に知ってもらう
という目的では言いたいことを言う
プロダクトアウトのスタンスは不向きです。


●その上での現状の考えは

上記の前提を踏まえての今思ってることは

・自分の状況(フェーズ)によって
 比率を変えていかないといけない

ってこと。

全く無名、ゼロからのスタートで
誰からも知られてない。

そんな状況でメッセージを発信するなら

・聞きたい(9):言いたい(1)

くらいの圧倒的な差で
聞きたいことに答えていくスタンスが
ベターだと感じています。

そして、多少なりとも興味を持つ人が
増えてきたら徐々に言いたいことの比率を
上げていく。

そして、最終的に

「この人数に伝わればOK!」

って数に言いたいことが言えるように
なったら

・聞きたい(0):言いたい(10)

に振り切ればいいんじゃないか?
というのが現状の自分の考え。

その上で今の私は全く無名とは
言わないけど、目指すフォロワー数には
程遠い状態。

なので、現状はせいぜい

・聞きたい(8):言いたい(2)

にするのがベストな比率なんだろうな~と
思ってます。

ただ、これがヤッカイで
聞きたいことに答えていくだけって
情報発信を続けてきた人間としては楽しく
ないんですよねw

なので、理屈ではベストが
見えてても行動に起こすのが現状は
苦痛を感じて投げ出しそうで出来ない(苦笑)

なので、今は敢えて
聞きたいことに答えるよりも
メッセージを発信する習慣をつけるために

・言いたいこと

中心で書いていき、徐々に

・聞きたい(求められてる)ことの中に
 言いたいことを少しだけ潜ませる

という発信の仕方で、自分の
ストレスがない形を作っていこうと
狙っています。


・・・ってのが現状の私の考え。

学びや気付きなどありましたら、
SNSなどでシェアしてくれると嬉しいです。

もちろんこの記事の”スキマーク(いいね)”も大歓迎です♪

ツイッターとYou Tubeもやってます。

⇒フジオカのツイッターはコチラをクリック

⇒フジオカのYou Tubeチャンネルはコチラをクリック