13年連続で黒字経営を達成中のWEBコンサルタントが語るブログin Hatena

2006年の起業から黒字経営を継続中のウェブサービス経営者でありコンサルタントもやってる藤岡 久仁章によるブログ

持ち家or賃貸?〜今からの時代は迷わず賃貸を選ぶべし

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フジオカです。

よく議論されるテーマの1つである

【持ち家or賃貸】

について、私が「迷わず賃貸を選ぶべき!」って考える理由について語ってみます。

あ。。。その前に1つご理解いただきたいですが、別に持ち家を持ってる人にケンカを売りたいわけではありません。あくまでも今後の展望で「持ち家か賃貸か?」で悩む人に向けて書いてるのでそこは誤解なきように。

ってことで本題。


●持ち家にするメリット

まず、持ち家派がよく言うメリット面として言われるのが

・老後は家にお金をほぼ払わなくてすむ
・ローンを払い終えたら自分のモノになる
・自分の資産になる(困ったときに売ればいい)
・自由に内装を変えられる

とかでしょうか。

・老後には家にお金をほぼ払わなくてすむ

⇒ ローンを払い終えてることが前提ですが、賃貸に比べたら同じ広さや同じ地域で払う毎月の固定費は下がります。これは確かにメリット。
(ただ、修繕費などの当初想定してないお金もかかるので、完全に安いか?というと微妙なケースも多い)

・ローンを払い終えたら自分のモノになる
⇒ 自分の家を持てるっていう事実が誇らしい人多いです

・自分の資産になる(困ったときに売ればいい)
⇒ 「何かアレば売ってしまえばまとまった資金が得られるよ」というのは持家派や住宅の営業マンの常套句

・自由に内装を変えられる
⇒ これは素直に羨ましい!私は完全に賃貸派ですが、この一点のみは素直にメリットだと想ってる部分。

●賃貸にするデメリット

賃貸が絶対にいいと決めつける前に冷静に賃貸を選ぶことのデメリット面も挙げておきますと。。。

・資産にならない
・家賃を永遠に払い続ける必要がある
・高齢者は賃貸の契約を拒否されることがある
・内装を自由に出来ない

などでしょうか。

特に補足説明はいらないでしょうが、この中では3つ目の『高齢者は賃貸の契約を拒否されることがある』これは割と深刻な問題の1つと言われています。

老後で保証人になってくれる家族などがいない場合は受け入れられてもらえなかったり、そもそもとして孤独死のリスクが高くなるので、不動産オーナーも高齢者を受け入れるのが及び腰になるんですね。


●それでも今からの時代は迷わず賃貸を選ぶべき理由

ここまで持ち家を選ぶメリットと賃貸を選ぶデメリットをそれぞれ挙げてきました。それを踏まえた上で

「やっぱり今からは賃貸一択でしょ!」

と考える理由を一言で言ってしまうと・・・

「持ち家に住んでると『時代の変化』についていけないから」


となります。これだけだと意味が分からないと思うので、もう少し詳しく説明します。

ここからは、家を購入する際に一般的に行われる長期間(30年前後)のローンを組むという想定で話しますね。


【時代の変化①】:仕事や会社の形がこれから劇的に変わる

まず、今から10~20年の間で間違いなく、今では全く想像出来ないような仕事の形、会社の形に変わっていきます。
AI(機械)が今の仕事の多くを代わりに担うのは当たり前だし、仕事の効率化も今後どんどん進んでいくでしょう。

この流れを放置しておくと、もちろん失業者が国内で溢れかえるので国もその対策は打ってくるはずです。ただし、今後10~20年の劇的に変わっていく仕事や会社の形に

「今後20年以上の間、同じ、もしくはそれ以上の給料で残り続ける自信あります?」

私は、2006年から経営者として15年近く、生活面で大きな苦労はしていません。ですが、私もこれから20年後も絶対に今の生活が維持できるか?

そう問われて「絶対大丈夫!」なんて言う自信がありません。

だから、この時代の変化の中で急に『会社が潰れる』『クビになる』といったことが起きて生活費を大幅に下げないといけなくなったときに

・どういう状況でも同じ額のローンを払い続ける持ち家
・引っ越しで大幅に家賃を引き下げられる賃貸

だと後者のほうが圧倒的に収入面の急激な変化に強いと考えてます。


【時代の変化②】:不動産相場がこれから劇的に変わり、家が売れなくなる

これはいくつかの要因があるのですが、まず1つ目にはニュースでもよく話題に上がっているように、これからの日本は間違いなく人口が激減していきます。

特に直近の20~30年はベビーブーム世代が寿命を迎える時期なので、急激に人口が減ります。この事実から見えることの1つに『空き家が今後劇的に増えまくる!』ってことにどれぐらいの人が気づいてるんでしょうか?

空き家が増えまくれば、その地域の不動産相場は劇的に下がります。そして、困ったときに

「よし、いまこそ家を売ろう!」

って思ったときに周りも家を売りに出しまくってる。これで家が売れますか?って話。もし売れたとしても二束三文になる可能性がとても高い。

ってことは、資産になると言われていた持ち家が、いざ売ってみたら負債にしかならなかった。こんなケースは今後劇的に増えるのはどう考えても間違いない。

あと、不動産相場が劇的に変わる要因として

・出社のスタイルが5Gの世界で劇的に変わる

と言われています。今後10~20年で『バーチャル空間に事務所ができて、そこに家からログインして仕事する』って会社が増えると予想されてるんですね。

もちろん、全ての会社がそうなるわけじゃないけど、間違いなく劇的に増える。ってなると、人口密集地で高いお金を払ってすむ必要がなくなるので、地方の安いところに引っ越す人が増える。

そうなると、不動産相場の高いところに住みたがる人が激減するので、相場自体が落ちていく。そう予想できるってわけ。

可能性の1つとして、国の政策で『移民の全面的な受け入れ』で人口を増やすというやり方が考えられるけど、そうなったらそうなったで

・自分の家のご近所に日本の習慣を理解してない外国人がいっぱい住み始めた

ってなったときに、賃貸なら「ちょっとイヤだから引っ越ししよ!」って簡単に判断ができるけど、持ち家でローンがまだまだ残ってる状態。しかも、もし売ってもマイナスなら売ることすら出来ない。

そうなったときに、どうします?って想像しただけでも私にはリスクしか感じられない。

もし、これを読んでるアナタが

「10年後にはここの不動産価値は絶対上がる!」
「20年後もここの資産価値は落ちない!」

と断言できる人ならまあいいですが、そんな人って今の世の中ってほぼいないと思うんですよね。変化激しすぎるので。

だったら、『将来は資産になるから』という理由で30年とかのローンを組むとかちょっと怖すぎるな~と。

他にもいくつか思いついてるけど、長くなってきたのでこのへんで。

ちなみに・・・、賃貸のデメリットの1つに

・高齢者は賃貸の契約を拒否されることがある

というのを挙げましたが、先程も書いたようにこれからの時代は空き家が増えまくる&高齢者が増えまくる時代。

高齢者が賃貸に住みやすいような政策や民間サービスが今後活発になる可能性が高いので、ここはデメリットではなくなっていくのでは?というのが私の予想です。
(もちろん、絶対にそうだと断言は出来ないですが)


賃貸に住むデメリットが完全に消えるわけじゃないけど、それ以上に持ち家を今から購入して長期ローンを組むリスクが高すぎるので

「これからの時代は迷わず賃貸にすべきでは?」

という記事を書かせていただきました。

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